2011年11月02日

無料鑑定 崎陽亀山焼

久しぶりの長崎、亀山焼の鑑定依頼です。

亀山焼とは当地長崎の江戸時代の幻の焼き物、染付作品が

中心の文人好みの焼き物で伊万里焼とは違い残存数が

少ないため、市場で見かけることはあまり無い。

( 過去の亀山焼関連ページ )


今回の鑑定依頼品はどうでしょうか?

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はい、結果は間違いのない江戸後期の亀山焼、

三果文のうち仏手柑のかわりに蝶の文様をあしらった

ちょっと珍しい絵柄の蓋茶碗、本物間違いありません。

しかも五客揃いで残っていてくれたことが嬉しいですね。

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染付蝶ニ果文蓋茶碗五客組 長崎亀山焼 ( 江戸後期 )
口径11.3cm x 高さ8.2cm


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三果文というのは、三種類の果実、

石榴、桃、仏手柑をモチーフにした吉祥文様で

しばしば焼き物の絵柄としても出てきます。

どうして吉祥なのかは、石榴を実がたくさんあり

多産繁栄の象徴、桃は豊穣の実り、仏手柑は

その形が仏様の手に似ていることから幸福を意味し、

即ち、「 繁栄・豊穣・多福 」 という意味なのです。

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この亀山焼は仏手柑の代わりに蝶ですので、

蝶は脱皮して舞い上がることから出世を

意味する日本古来の吉祥動物ですので、

この蓋茶碗の絵柄が意味するところはさしずめ

「 繁栄・豊穣・出世 」 といった感じでしょうか。

kmym4.jpg

五客ともに欠けなどの無い完器でよろしいですね。

亀山独特の磁貫が入った個体もありますが、

これはある意味、亀山焼の特徴でもありますので

気にすることはありません。

kmym5.jpg

ご処分を前提の鑑定依頼でしたので、ご興味のある方は

お気軽に下の 「 お問合せ 」 から、ご連絡くださいませ。

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posted by キャプテン at 23:35 | Comment(0) | 商品紹介
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