2012年09月08日

久しぶりに長崎青貝細工の作品が手に

入りましたのでご紹介します。

長崎青貝細工と呼ばれる螺鈿漆器の歴史は古く

享保5年(1720) の「 長崎夜話草 」 の

塗物道具に 「 青貝 」 の文字があるところから、

18世紀前半には既に制作されていたようです。 

薄く研いだアワビや夜光貝に裏面から顔料で

彩色を施して漆地に貼り研ぎ出して仕上る作品で、

特に赤やピンクやブルーを基調としたその色合いは

独特なので長崎物として判断する目安にもなっています。 

19世紀には 「紅毛漆器 」 として盛んにヨーロッパに

長崎土産として輸出されることになったのです。 

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長崎青貝(螺鈿)細工煙草盆一対 ( 江戸末期 )
約26cm x 約17.5cm x 高さ約9.5cm 



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