2012年07月12日

崎陽亀山焼 山水楼閣人物文三段重箱

縁とは不思議なもので、

長崎の松翁軒さんで開催中の長崎の古陶磁展で

展示されている江戸時代の亀山焼の三段重と

同類品 ( 景色が違う ) を福岡の美術商から

紹介を受けました。 市場には殆ど出てこないので、

ちょっと頑張って所望しました。 
 

12440TN14.JPG

染付山水楼閣人物文三段重箱 長崎亀山焼 ( 江戸後期 )
10.5cm x 10.5cm x 高さ18cm


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story by アートギャラリー甲比丹 無料鑑定 出張鑑定 骨董 古美術 株式会社キーアクト



亀山焼とは当地長崎の江戸時代の幻の焼き物、

染付作品が中心の文人好みの焼き物で

伊万里焼とは違い残存数が少ないため、

市場で見かけることはあまり無い。

( 過去の亀山焼関連ページ )



その中でも 「 段重 」 と呼ばれる多層に重ねる作品は

焼成時の胎土の収縮不具合で実際の焼き上がりで

うまく重ならなかったりするため、完成品として

歩留まりが悪く、皿などに比べて残存品が極めて

少ないため、とても貴重なのです。

本作品は呉須の発色で絵付けも秀逸で南画風の

三段の絵柄もバッチリ合った優品です。

12440TN14a.JPG

12440TN14b.JPG

更にこの作品は中段が酒入になっており、

老師に茶を注ぐ唐子が描かれています。

うーん、いかにも亀山、とても粋な作品です。


保存状態も極めて優良で、酒入の注ぎ口の

部分に小さなカケがありますが、江戸時代の

古いものですのでご愛嬌程度です。


元来、数が少ない亀山焼ですので、思うように

このブログでご紹介できないのですが、久々に

名品が手に入りましたので亀山ファンの諸兄に

お楽しみ頂ければ幸いです。

早速お嫁入りが決まりました。 ありがとうございました。



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posted by キャプテン at 22:09 | Comment(0) | 商品紹介
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