以前、 「 トロクスンとスーパイコ 」 で
さわりだけ紹介したナガサキ人のソウルフード、
もう、B級グルメなる言葉が使われる遥か昔から
洋食屋や喫茶店のメニューにはなくてはならない
長崎キュイズィン、「 トルコライス 」 である。
トルコライス Made in Nagasaki
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story by アートギャラリー甲比丹 無料鑑定 出張鑑定 骨董 古美術 株式会社キーアクト
さわりだけ紹介したナガサキ人のソウルフード、
もう、B級グルメなる言葉が使われる遥か昔から
洋食屋や喫茶店のメニューにはなくてはならない
長崎キュイズィン、「 トルコライス 」 である。
トルコライス Made in Nagasaki
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トルコライスとは昭和を想わせる色の
スパゲッティナポリタンと、デミグラの
かかったトンカツとバターライス
( もしくはカレー掛けチャーハン ) が
三位一体となった長崎ちゃんぽん方式の
昭和洋食贅沢ハイブリッド一皿料理である。
ではなぜトルコライスと呼ぶのか? 諸説あるが、
三色=トリコロールからトリコロールライス、
…トルコロールライス…トルコライスになった、
という説が最有力で、あのトルコ共和国とは
基本的に関係ない、、、とワシは思う。
なにはともあれ、我々長崎県人にとっては、
そんなにしょっちゅう食べもしないくせに、
「 正しい姿 」 であって欲しい、と願う
昭和浪漫の香り漂うノスタルジックフードなのだ。
この前、貿易の仕事で上海出張に行った際に
諌早出身のK店長が経営する居酒屋に行った話を
したが、今回は名古屋のクライアントを連れて
上海→杭州のビジネストリップとなり、毎食
中華三昧だったので、腹休めにこの居酒屋を
訪ねることにした。 するとこの居酒屋には
裏メニューでトルコライスがあると言うではないか。
ワシ:おーそうか、出せ、出せ、名古屋人にも食わせてやれぇ。
店長:よかですけど、うちのトルコライスはデカカですよ。
ワシ:そげんことはかまわん、かまわん、どんどん出せ。
そして出てきたのがこれである。
トルコライス Made in Shanghai, China
デカッ!
あのなぁー、誰がトルコライスを皿うどんの大皿で出せって言った
それにこのナポリタンの麺はちゃんぽん麺ではないか
しかもフレンチドレッシングのかかったレタスの量の多さはなんだ
誰が目玉焼を乗せろと言った
デカけりゃいいってもんじゃーねえだろー。
ノスタルジーが足りない、ノスタルジーが!
これじゃまるで、現代中国イケイケなんでも
中国化しちまうぜトルコライスではないか。
トルコライスをナメとんかぁー、わりゃー!
と大人気なくひとしきり怒りまくって、、、、まあ、
だけど、これはこれでトルコライス上海スタイル
として、受け入れることにした。 でも、K山店長、
これをそのまま長崎に持ってくんなよ、笑われるぞ。
さて話は180度変わって、中国トイレ事情である。
中国旅行したことのある男性諸君なら経験したことも
あるかもしれないが、男子用小便所は実に解放的である。
いわゆる仕切りというか小便器そのものが無いのだ。
ここは上海から杭州へ向かう高速道路の
パーキングエリアの男子トイレの風景だ。
とても整備されてて新しい綺麗なトイレだが
やはり仕切りと小便器が無いのだ。
みんなしてガラス板に向かって無心に放射する。
しかもそのガラスに奥にはご丁寧に竹林の
デコレーションまでされている。
ちょっとしたパンダ気分である。
実はちょっと古い施設では大便の方も
同じようなもんで便器は無く、みんな
仲良く縦列もしくは横列に並んでしゃがみ
同じ水路に向かって落下させるのである。
時に両側が他人の横顔の場合もあるし、
時に正面が他人のケツの場合もあるのだ。
その気がある人にはそれなりにスリリングで
楽しいかもしれないが普通の日本人にとっては
開き直らないとアレに集中できる状況ではない。
まあ、扉もないわけだから、ちり紙などを
忘れた場合には、エヘヘッと頭をかきながら
スンマセーン、と手渡しで左右 ( もしくは前後 )
の人からチリ紙を分けてもらうことも出来るので
緊急事態には便利ではある。
しゃがみ過ぎて足が痺れて立てなくなった時も
隣 ( もしくは前 ) の人に肩 ( もしくはケツ )
など貸してもらって、よいしょ、と立ち上がる
ことも可能である、、、フム、フム。
しかしながら気を付けなければならないこともある。
眼下 ( というか足元 ) を流れる排水用水路は
みんなで共有なわけだから、下流にしゃがむと
他人様のモノがどんどん、、、、もうこれ以上は
やめとこ。 まあ、いづれにしても出来ることなら
なるべく上流の方でしゃがみたいものだ。
所変われば品変わる、郷に入れば郷に従え、なのだ。
人はややもすると自分達と違うものをみると
「 優劣 」 という物差しで測ろうとしてしまうようだ。
しかし習慣・風習などはお互いに違うだけで
本来、優劣を付けられるべきものでは無いのだ。
人種や宗教だってみなそうだ。
They are just different from each other.
It's just a matter of difference.
単なる違い、それぞれ違うだけなのだ。
豚NGの国もあれば、牛NGの国だってあるのだ。
お辞儀をする国もあれば、チューする国もある。
挨拶で唾を掛け合うのが挨拶の種族もいれば、
頬をひっぱたくのが挨拶の人達だっているのだ。
世界は広い、いろいろである。
だからこそオモシロイのだ。
薄っぺらい知識や、ましてやちょっとぐらいの
海外経験でアメリカでは、とかフランスでは、
とか日本と優劣比較するのはナンセンスで、
時にはとても危険なことにもなりかねない。
それはアンタ自身の個人的な好みの問題で
優劣や正誤の問題ではないでしょ!?ってことだ。
そこんとこを勘違いすると、いわゆる外国かぶれの
中途半端なバランスのワルーイ人達になってしまうのだ。
どんな便所でも平気で用を足し、
屋台メシから三ツ星レストランまでTPOに合わせて
それぞれのマナーがこなせ、地球上のどの場所でも
そこの人達と陽気にコミュニケーションがとれる、
そんな旅人になりたいもんだ。
story by アートギャラリー甲比丹 無料鑑定 出張鑑定 骨董 古美術 株式会社キーアクト
スパゲッティナポリタンと、デミグラの
かかったトンカツとバターライス
( もしくはカレー掛けチャーハン ) が
三位一体となった長崎ちゃんぽん方式の
昭和洋食贅沢ハイブリッド一皿料理である。
ではなぜトルコライスと呼ぶのか? 諸説あるが、
三色=トリコロールからトリコロールライス、
…トルコロールライス…トルコライスになった、
という説が最有力で、あのトルコ共和国とは
基本的に関係ない、、、とワシは思う。
なにはともあれ、我々長崎県人にとっては、
そんなにしょっちゅう食べもしないくせに、
「 正しい姿 」 であって欲しい、と願う
昭和浪漫の香り漂うノスタルジックフードなのだ。
この前、貿易の仕事で上海出張に行った際に
諌早出身のK店長が経営する居酒屋に行った話を
したが、今回は名古屋のクライアントを連れて
上海→杭州のビジネストリップとなり、毎食
中華三昧だったので、腹休めにこの居酒屋を
訪ねることにした。 するとこの居酒屋には
裏メニューでトルコライスがあると言うではないか。
ワシ:おーそうか、出せ、出せ、名古屋人にも食わせてやれぇ。
店長:よかですけど、うちのトルコライスはデカカですよ。
ワシ:そげんことはかまわん、かまわん、どんどん出せ。
そして出てきたのがこれである。
トルコライス Made in Shanghai, China
デカッ!
あのなぁー、誰がトルコライスを皿うどんの大皿で出せって言った
それにこのナポリタンの麺はちゃんぽん麺ではないか
しかもフレンチドレッシングのかかったレタスの量の多さはなんだ
誰が目玉焼を乗せろと言った
デカけりゃいいってもんじゃーねえだろー。
ノスタルジーが足りない、ノスタルジーが!
これじゃまるで、現代中国イケイケなんでも
中国化しちまうぜトルコライスではないか。
トルコライスをナメとんかぁー、わりゃー!
と大人気なくひとしきり怒りまくって、、、、まあ、
だけど、これはこれでトルコライス上海スタイル
として、受け入れることにした。 でも、K山店長、
これをそのまま長崎に持ってくんなよ、笑われるぞ。
さて話は180度変わって、中国トイレ事情である。
中国旅行したことのある男性諸君なら経験したことも
あるかもしれないが、男子用小便所は実に解放的である。
いわゆる仕切りというか小便器そのものが無いのだ。
ここは上海から杭州へ向かう高速道路の
パーキングエリアの男子トイレの風景だ。
とても整備されてて新しい綺麗なトイレだが
やはり仕切りと小便器が無いのだ。
みんなしてガラス板に向かって無心に放射する。
しかもそのガラスに奥にはご丁寧に竹林の
デコレーションまでされている。
ちょっとしたパンダ気分である。
実はちょっと古い施設では大便の方も
同じようなもんで便器は無く、みんな
仲良く縦列もしくは横列に並んでしゃがみ
同じ水路に向かって落下させるのである。
時に両側が他人の横顔の場合もあるし、
時に正面が他人のケツの場合もあるのだ。
その気がある人にはそれなりにスリリングで
楽しいかもしれないが普通の日本人にとっては
開き直らないとアレに集中できる状況ではない。
まあ、扉もないわけだから、ちり紙などを
忘れた場合には、エヘヘッと頭をかきながら
スンマセーン、と手渡しで左右 ( もしくは前後 )
の人からチリ紙を分けてもらうことも出来るので
緊急事態には便利ではある。
しゃがみ過ぎて足が痺れて立てなくなった時も
隣 ( もしくは前 ) の人に肩 ( もしくはケツ )
など貸してもらって、よいしょ、と立ち上がる
ことも可能である、、、フム、フム。
しかしながら気を付けなければならないこともある。
眼下 ( というか足元 ) を流れる排水用水路は
みんなで共有なわけだから、下流にしゃがむと
他人様のモノがどんどん、、、、もうこれ以上は
やめとこ。 まあ、いづれにしても出来ることなら
なるべく上流の方でしゃがみたいものだ。
所変われば品変わる、郷に入れば郷に従え、なのだ。
人はややもすると自分達と違うものをみると
「 優劣 」 という物差しで測ろうとしてしまうようだ。
しかし習慣・風習などはお互いに違うだけで
本来、優劣を付けられるべきものでは無いのだ。
人種や宗教だってみなそうだ。
They are just different from each other.
It's just a matter of difference.
単なる違い、それぞれ違うだけなのだ。
豚NGの国もあれば、牛NGの国だってあるのだ。
お辞儀をする国もあれば、チューする国もある。
挨拶で唾を掛け合うのが挨拶の種族もいれば、
頬をひっぱたくのが挨拶の人達だっているのだ。
世界は広い、いろいろである。
だからこそオモシロイのだ。
薄っぺらい知識や、ましてやちょっとぐらいの
海外経験でアメリカでは、とかフランスでは、
とか日本と優劣比較するのはナンセンスで、
時にはとても危険なことにもなりかねない。
それはアンタ自身の個人的な好みの問題で
優劣や正誤の問題ではないでしょ!?ってことだ。
そこんとこを勘違いすると、いわゆる外国かぶれの
中途半端なバランスのワルーイ人達になってしまうのだ。
どんな便所でも平気で用を足し、
屋台メシから三ツ星レストランまでTPOに合わせて
それぞれのマナーがこなせ、地球上のどの場所でも
そこの人達と陽気にコミュニケーションがとれる、
そんな旅人になりたいもんだ。
story by アートギャラリー甲比丹 無料鑑定 出張鑑定 骨董 古美術 株式会社キーアクト
Season’s Greetings 2011 by keiko (12/25)