「 おーっ、小鳥がクルミを食っちまってるぅー 」
って感じのリアルなレリーフ付のこの綺麗な絵皿、
実はあの高級洋食器メーカー、ノリタケ製です。
えーっ? と思われる方も多いと思いますが、
驚くなかれ、この作品は今からちょうど百年前の
明治43年頃に製作されたもので、通称
「 オールドノリタケ 」 と呼ばれる作品です。
オールドノリタケ ナッツボウル ( マルキ印:明治43年頃 )
長径22.5cm x 高さ5.5cm
* 早速のご成約、ありがとうございました。
記事の続きは右下の 続きを読む をクリックしてください。
story by アートギャラリー甲比丹(カピタン) 無料鑑定 出張鑑定 骨董 古美術 株式会社キーアクト
って感じのリアルなレリーフ付のこの綺麗な絵皿、
実はあの高級洋食器メーカー、ノリタケ製です。
えーっ? と思われる方も多いと思いますが、
驚くなかれ、この作品は今からちょうど百年前の
明治43年頃に製作されたもので、通称
「 オールドノリタケ 」 と呼ばれる作品です。
オールドノリタケ ナッツボウル ( マルキ印:明治43年頃 )
長径22.5cm x 高さ5.5cm
* 早速のご成約、ありがとうございました。
記事の続きは右下の 続きを読む をクリックしてください。
story by アートギャラリー甲比丹(カピタン) 無料鑑定 出張鑑定 骨董 古美術 株式会社キーアクト
明治時代、大志を抱き世界進出を試みた
名古屋の森村組 ( ノリタケの前身 )、
特に明治期〜戦前の作品を限定的に
「 オールドノリタケ 」 と呼び、
その作品の完成度の高さは今でも
世界中に多くのファンを有し、
海外ではNIPPON(ニッポン) と
呼び名で呼ばれ、愛されてます。
特にアメリカではINCC
( International Nippon Collectors Club ) という
オールドノリタケ愛好家の全国組織まであります。
私も数年間だけ国際メンバーとして
所属していましたが、全米各地で定期的に
集会があったり交換会があったり、
本物と偽物の見分け方の勉強会をしたり。
もちろんアメリカ国内の組織なので
メンバーのほとんどがアメリカ人ですし、
活動拠点もほとんどがアメリカ国内です。
ちょっと不思議で面白いでしょ、
アメリカの人たちが古い日本製品の
愛好団体を組織して楽しんでるだからねぇ。
さて、話を今回の作品に戻しましょう。
この作品は通称マルキ印という裏銘があり、
明治43年(1910年)頃に製作された
作品であることが判ります。 ノリタケは
当時の日本のメーカーとしては珍しく、
裏銘でその作品の製造年、輸出先までが
極めて正確に判断できるのです。
古い作品はほとんどが手描きで本作も細部に
至るまで丁寧な絵付けが施されています。
ナッツボウルと呼ばれる作品で、その名の通り、
胡桃などの木の実を盛って楽しむものです。
器本体にモールドという技法で木の実の部分を
浮き上がらせたりした作品はナッツボウルとしては
特に珍しくはないのですが、この作品のように
わざわざ別ピースで小鳥のレリーフまで付けた
作品は私も初めてお目にかかりました。
それにしても丁寧な手描きによる絵付け、
アールヌーボー様式を思わせる写実的な
小鳥のレリーフやモールドの胡桃の一方で、
黒と金とで仕上られた木の葉に絵付師の
拘りとセンスが観て取れます。
* 6/26 早速のご成約、ありがとうございました。
ちなみに、下の写真のシンプルな感じの作品は
皆さんも良くご存じの現代ノリタケ作品です。
しばしば結婚式の引き出物や高級レストランの
洋食器として使用されている上品で洗練された
作品ですね。 新旧ノリタケ比較、あなたは
どちらがお好みでしょうか。
過去のノリタケ関連ページはコチラをご覧下さい。
story by アートギャラリー甲比丹(カピタン) 無料鑑定 出張鑑定 骨董 古美術 株式会社キーアクト
名古屋の森村組 ( ノリタケの前身 )、
特に明治期〜戦前の作品を限定的に
「 オールドノリタケ 」 と呼び、
その作品の完成度の高さは今でも
世界中に多くのファンを有し、
海外ではNIPPON(ニッポン) と
呼び名で呼ばれ、愛されてます。
特にアメリカではINCC
( International Nippon Collectors Club ) という
オールドノリタケ愛好家の全国組織まであります。
私も数年間だけ国際メンバーとして
所属していましたが、全米各地で定期的に
集会があったり交換会があったり、
本物と偽物の見分け方の勉強会をしたり。
もちろんアメリカ国内の組織なので
メンバーのほとんどがアメリカ人ですし、
活動拠点もほとんどがアメリカ国内です。
ちょっと不思議で面白いでしょ、
アメリカの人たちが古い日本製品の
愛好団体を組織して楽しんでるだからねぇ。
さて、話を今回の作品に戻しましょう。
この作品は通称マルキ印という裏銘があり、
明治43年(1910年)頃に製作された
作品であることが判ります。 ノリタケは
当時の日本のメーカーとしては珍しく、
裏銘でその作品の製造年、輸出先までが
極めて正確に判断できるのです。
古い作品はほとんどが手描きで本作も細部に
至るまで丁寧な絵付けが施されています。
ナッツボウルと呼ばれる作品で、その名の通り、
胡桃などの木の実を盛って楽しむものです。
器本体にモールドという技法で木の実の部分を
浮き上がらせたりした作品はナッツボウルとしては
特に珍しくはないのですが、この作品のように
わざわざ別ピースで小鳥のレリーフまで付けた
作品は私も初めてお目にかかりました。
それにしても丁寧な手描きによる絵付け、
アールヌーボー様式を思わせる写実的な
小鳥のレリーフやモールドの胡桃の一方で、
黒と金とで仕上られた木の葉に絵付師の
拘りとセンスが観て取れます。
* 6/26 早速のご成約、ありがとうございました。
ちなみに、下の写真のシンプルな感じの作品は
皆さんも良くご存じの現代ノリタケ作品です。
しばしば結婚式の引き出物や高級レストランの
洋食器として使用されている上品で洗練された
作品ですね。 新旧ノリタケ比較、あなたは
どちらがお好みでしょうか。
過去のノリタケ関連ページはコチラをご覧下さい。
story by アートギャラリー甲比丹(カピタン) 無料鑑定 出張鑑定 骨董 古美術 株式会社キーアクト
Season’s Greetings 2011 by keiko (12/25)